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執筆者の写真Mineyo Iwase

「アノオンシツでアートと向き合う」         4.アノオンシツに関わるひとたち

2023年8月7日に配信したChatPot 02「アノオンシツでアートと向き合う:朴炫貞さん」の内容を記事としてお読みいただけるようになりました。第4回はアノオンシツに関わるひとたちです。老朽化しているアノオンシツはその管理もたいへんで、いろいろな方々に支えられています。アノオンシツのこれからについても伺いました。



(⋆•ᴗ•⋆)   やはりここはメインキャンパスとも違う場所ですし、オンシツのすぐ後ろには林が広がっていて、ちょっとアクセスしにくい場所だと思うんですが、これまで管理はどのようにされてきたんですかね。


アノオンシツを支えるために

(^o^)/*  そうですよね。現場の皆さんはプライドや責任感がある方が多くて。

やはり、研究林だったりフィールドを管理する皆さんが、きっちり普段管理してきているというところはあるのかなと思います。

ただ、研究フィールドとして管理しているのと、私がアートを見せたい、もしくはちょっと関連があるイベントをやりたいという場合では、管理する目的が違うんですよね。

なので、 皆さん普段ある程度手入れしてくださったりするんですけど、私が使う場合は本当にしっかりと掃除を兼ねてやったり、物の見せ方というところも少し変えたりするということがあります。

それでも、やはり現場の皆さんがわかるようなところと、全然わからないところもあるので私がやって見せて一緒に理解していくっていうような場所もあって。

そういった意思決定じゃないんですけど、お互い違う分野の皆さん、私と現場の皆さん、あとフィールドの研究者、科学者の皆さんと、どういうふうに管理していくのかを探っている途中で、まだこういったルールがあるっていうところまでは決まっていません。

こういうことが、難しさでもあり、 アートプロジェクトをインストールしていく楽しさでもあるのかなと思います。3年ぐらいやっているので、最近は結構理解してくれるようになったと思うところもあります。


(⋆•ᴗ•⋆)   研究の目的と、パク先生のプロジェクトとしての目的が違うという中で、かなりこれまで 苦労された経験とかあると思うんですが、もしあれば教えていただいてもいいですか。


(^o^)/*  そうですね。多分、私のアートプロジェクトは私の研究なんですよね。

アートの研究なんですけど、いわゆる科学者の研究とちょっと性質が異なったりするわけなので、知らないというところで生まれる「なんでそうするの」とか、「なんでそこまでやるの」というところの理解の相違もあったり。

あと、アノオンシツは私1人だけでは、とてもじゃないんですけどできないので、北方生物圏フィールド科学センターのいろんな立場の皆さんとお話したり、それこそ施設を使わせていただくために交渉したり説得したりするというプロセスが、 楽しかったんですけど、なかなかやりがいがあるところでした。

幸い、周りにすごく理解してくださる方が学内にも多くて、 フィールド科学センターだけじゃなくて、私が所属しているコーステップの皆さんもそうですし、広報課だったり、施設課だったり、SDGs事業推進部門だったり、いろんな方々の理解があって。

わからなくてもなんかやってみろっていうふうにエールを送ってくださる方もいらっしゃれば、 ちょっと時間をおきたいっていうふうに思っている方もいらっしゃったりして。

それは やり続けてから、また見えてくる景色が変わるんだろうなと思っているので、理解してくれる人がいるっていうことがやりがいでもあります。

でも理解してくれる人より 知らない方がまだ多いっていうところが、やっぱりちょっと大変なことがあったりしますかね。


アノオンシツのこれから

(⋆•ᴗ•⋆)   これまでアノオンシツができた経緯やこれまでに大変だったことっていうことをお伺いしてきたんですが、 これから先、パク先生はアノオンシツがどういう方向性で存続していくのが望ましいと考えられますか。


(^o^)/*  どうですかね。いや、難しいなっていつも思いながらやってます。

何か、 例えばギャラリーのように、もし私立じゃなくても、国立大学が認めた1つの現代アートのギャラリーになるっていうやり方もあると思うんですけど。

そうしたらアノオンシツの魅力ってあるのかなと思ったりしていて。

ただ、これ老朽化しているので、いつまで続くのかもわからないわけなんですよね。

なので、この場所でいいのか、この建物はこれからどうなるのかっていうことに対する不安が実はやりながらも思います。

ただ、いつどうなるのかわからないから、今残っているところを大切に、今私ができる限り、皆さんと力を合わせてやっていくことは大事だと思いますし、 これからもしアノオンシツがアノオンシツじゃなくなる時も来るかもしれないと思うんですけど。

そしたらまたアノオンシツのような別の「アノなんちゃら」を作るっていうことも 1つできるかなと思います。

私が全部やっていくっていうことでもないような気もして。

もし私の関わり方とかも。私は自分でやっていきたいんですけど。

それがもし環境的に難しいっていう場合は、またこの活動に賛同してくださる皆さんとちょっとやり方を変えたりするっていう形もあるのかなと思うんです。

でもその軸にアートがあるっていうことは変わらないでほしいなとは 思っています。

なので、そういうところ、もしアイデアとかあったら是非皆さんからも聞きたいと思いますし、のぞみさんからも聞きたいなと思っています。


(⋆•ᴗ•⋆)   今日はアノオンシツにて パクさんにお話をお伺いしました。アノオンシツに対する様々な思いを聞くことができて、本当に有意義な時間でした。

ありがとうございました。


(^o^)/*  ありがとうございました。


(⋆•ᴗ•⋆)   たくさんの話、非常に興味深かったですね。一般の方々も機会があればオンシツの方にぜひ訪れていただきたいと思います。




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