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玉ねぎとハッカの町、北見

更新日:10月26日


連日、取材が続いています。

今回は玉ねぎとハッカの町、北見に行ってきました。

車窓からの紅葉と雪景色。季節の移り変わりを楽しみながら、札幌から4時間半。

取材先では、まさに玉ねぎとハッカのお話をお聞きすることができました。


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北見の玉ねぎ


日本の玉ねぎ生産量は北海道が圧倒的な首位で、全国の約60%を占めます。中でも生産が最も多いのが「JAきたみらい」です。

玉ねぎの栽培は明治初期に始まったそうですが、大正6年に、北見市において初めて試作され、現在では北海道産の約40%を担っています。


食卓に欠かせない玉ねぎですが、黄玉ねぎ、赤玉ねぎ、サラダ玉ねぎ、真白、ペコロス、さらさらゴールドなど、さまざまな品種があります。

玉ねぎは通年、需要があり、近年は加工用需要も高まっていることから比較的安定した収入が見込める作物です。

しかし、北見でも就農者の高齢化に伴う労働力不足は否めません。玉ねぎ農家の労働力不足という課題への解決案を提示するなど、さまざまな取り組みがあります。今回はその一つの取り組みを取材することができました。



北見のハッカ


Michael Becker - taken by Michael Becker, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=438327による
Michael Becker - taken by Michael Becker, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=438327による

北見のハッカ生産は明治35年頃に生産が始まり、昭和14年に全盛期を迎え、当時は世界薄荷市場の約70%を占めるまでに成長し、現在の北見の礎を築く重要な産業となりました。ハッカ記念館ではハッカにまつわる展示があります。


一方で、現在北海道でのハッカ生産の中心は滝上町です。その滝上町でも作付面積は数ヘクタールにとどまっています(「日本一のハッカ生産は滝上町」参照)。



北見の香料用青シソ


現在、北見はハッカ栽培から変わって香料用青シソ栽培に移行しているそうです。

日本ではシソはそのまま食材としたり、ドレッシングなどの加工品にするなど、主に食用として活用されていますが、海外では、ジャパニーズバジルとしてエッセンシャルオイルの原料にもなっています。

シソを精油にするには多くの手作業が必要で、非常に手間のかかる作業です。そのため、収量を多くするための取り組みも始まっていました。


農家の皆さんの努力を少しでも支えるための研究・取り組みを取材でき、とても充実した一日でした。



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なお、北見の特産物には白花豆、メロン、ホタテなどもあります。そして忘れてはいけないのが焼肉。焼肉屋さんも多いのですが、毎年2月上旬に、屋外に七輪を並べ焼肉を楽しむ「北見厳寒の焼き肉まつり」もあります。文化として焼肉が根付いているようです。







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