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森のどうぶつとの付き合い方              5. アーバン・アニマルについてさらに学びたい人のために 

執筆者の写真: Mineyo IwaseMineyo Iwase

更新日:2024年10月10日


2023年7月22日に配信したChatPot 1「森のどうぶつとの付き合い方:池田貴子さん」の内容をシリーズの記事としてお読みいただけるようになりました。第5回は都市と動物について参考になる本やウェブサイトの紹介です。小さな子供たちにも気を付けてもらいということで、絵本も作ったそうです。



(⁎ᵕᴗᵕ⁎) では最後に、都市と動物について参考になる本ですとか、ウェブサイトなどがありましたら教えていただきたいと思います。


( ˆoˆ )/ ウェブサイトは都市と動物だったら、なんかコーステップの宣伝みたいになっちゃうけど、「いいね。北大」というコーステップが運営しているweb記事サイトですね。

エキノコックスについての記事を出すと、かなり上位のそのアクセス数をがずっと保たれているんですけど。

なので、割と定期的にそういうエキノコックスとか動物との付き合い方みたいに関する記事を書いていますので、ちょっとチェックしていただくといいかなって。


実はヒグマについても書いていて、たまたまさっき言ったヒグマ基本計画の改定に委員になってて関わったんですよ。その関係で ヒューマの研究者とかとの繋がりができて、6月にもサインスカフェがあったりとかしたんですけど、そういう情報もそのウェブサイトの「いいね、北大」に出ています。


本は、クマに関しては、さっきアーバンフォックスって言いましたけど、クマもアーバンベアって言葉がもうできてまして、佐藤義和さんっていう酪農学園大学のクマの生態の研究者なんですけど、この人が札幌市の管理にも関わっている人で、どういう風に付き合っていったらいいかっていうことについてまとめているので、これはけっこうおすすめですね。ヒグマの話なんですけど、他の動物にも応用して考えることができるので。


もうひとつのキタキツネ物語っていうのが、去年かな、出まして。

塚田英晴さんっていう人が私の実は先輩なんですけど、この人もキツネの研究者で、 今は北海道にはいないんですが、この人がずっと観光地に現れる餌付けされるキツネの生態の研究をしていた人で、その自身の研究をまとめるうちに、やっぱり人との関わりがどうしても切り離せないくなっていくっていうことは語られていて。

で、後半には学生時代の私も登場します。 アーバンフォックスの研究を始めた頃の私の話が、ちょっと載っていたりします。


あと、実はこれがコーステップの受講生の人と作ったキツネと、どれぐらいの、どんな感じの付き合い方をしていったらいいかっていうことを物語にしました。お話を作っちゃって。エキノコックスについてと、餌付け良くないよっていう話を説教臭くなく作ろうっていうんで、絵本というか、お話を作ることになり。キツネが友達だったころっていうのがあります。


(⁎ᵕᴗᵕ⁎) 子どもに向けて作られたってことですか?


( ˆoˆ )/ そうですね。例えば小学校高学年以上だったら、自分で読んで理解できるぐらいにはしてあるんですけど。

割と需要があるのが、幼稚園の先生からエキノコックス教育をしてほしいって話が来たりとかもするので、幼稚園の先生が読み聞かせするように作っています。だからちょっと教材っぽいんですけど、 なんか専門家がわざわざ別にサインスカフェとかやんなくても、こういうのを身近にいる保育園とか幼稚園の先生がちっちゃい子たちに読んだ方がきっと話も入るでしょうし、物語形式なので、もう自分事というか、感情を移入して読めるように 頑張って作ったので。はい、そういう感じの目的のものですね。


(⁎ᵕᴗᵕ⁎) 小さい頃からね、こういった「簡単に触っちゃいけないよ」っていうこととか教えておくっていうのは、すごく大事ですよね。


( ˆoˆ )/ そうですね。外で遊ぶようになった時からリスクがついて回るようなものなので、エキノコックスに関しては。 1番土に近いのって、子供だから。

(子供って)ちょっとした裏山とかにガサガサ入っていったりとかするから。で、そういう子たちにあそこに座ったよとか言って教えてもらうこともあるので。

なので、やっぱりちっちゃい頃から。


別に必要以上にビビり散らかさなくてもいいんですけど、なんかそういうリスクはあるんだなっていうのが分かっていて、こういう時にはこういう対処をすれば防げるんだなっていうのが具体的にわかってれば、安心の材料にもなるし、かつ、ちゃんとリスクは低減できるっていうか、予防になるっていうのを知ること、それが大事かなと思って作ってみました。

イベントの時、これは配布しています。


(⁎ᵕᴗᵕ⁎) そうなんですね。でも、こういう活動の広がりがやっぱりそういった、先ほどの道民リテラシーじゃないですけど。そういう小さい頃からの知識の獲得につながっていくってことですよね。


( ˆoˆ )/ そうですね。そうなったらいいなと思っています。


(⁎ᵕᴗᵕ⁎) 本日は獣医学博士の池田貴子さんにお話を伺いました。池田さん、本日はありがとうございました。

池田さんのお話、とても興味深かったですね。 特に印象に残っているのは、キツネの巣の範囲が思っていたよりも広いというところでした。 


巣穴プラス前庭のような部分があって、そこではキツネの子供たちが色々遊んだりしている場所になっているということで、もしかしたらおもちゃが落ちていたり、サンダルであったり、何か落ちてあるところの近くに巣穴があるかもしれないということですよね。


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