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サイエンスライティングとは? ~『サイエンスコミュニケーションの道具箱』より~
今日は、サイバコの得意分野のひとつである「サイエンスライティング」について、CoSTEP20周年を記念して発行された『サイエンスコミュニケーションの道具箱』を引用しながら説明したいと思います。 サイエンスライティングとは? サイエンスライティングとは、科学的な内容を文章によって伝える技術です。専門家の間で共有される論文や報告書とは異なり、科学の知見や発見を専門外の人たちにも理解できる形で表現できることを目指します。 (中略) すぐれたサイエンスライティングは、単に科学的事実を伝えるだけではなく、その背景や意義、社会との関わりを伝え、読者の好奇心を刺激します。難解な概念を身近なたとえで説明したり、専門用語を噛み砕いたりすることで、科学の世界と日常の架け橋となります。 (『サイエンスコミュニケーションの道具箱』P12) サイバコに多く相談寄せられることのひとつに、「専門分野のことを専門分野外の方にわかってほしい」というものがあります。わかってもらうためには誰に・どのような方法で伝えるのがよいか、お客様と対話を重ねて解決方法を探ります。その際、より多く

Junko Wada
28 分前読了時間: 3分
![【サイエンスライティング】動物と関わりながら研究者として歩む道/唄花子さん(農学研究院 助教)[FIKA No.15]](https://static.wixstatic.com/media/e45d73_d56c6d327e2045e393d1d9d1959f6ba9~mv2.jpg/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_30,blur_30,enc_avif,quality_auto/e45d73_d56c6d327e2045e393d1d9d1959f6ba9~mv2.webp)
![【サイエンスライティング】動物と関わりながら研究者として歩む道/唄花子さん(農学研究院 助教)[FIKA No.15]](https://static.wixstatic.com/media/e45d73_d56c6d327e2045e393d1d9d1959f6ba9~mv2.jpg/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_90,enc_avif,quality_auto/e45d73_d56c6d327e2045e393d1d9d1959f6ba9~mv2.webp)
【サイエンスライティング】動物と関わりながら研究者として歩む道/唄花子さん(農学研究院 助教)[FIKA No.15]
シリーズ15回目となる今回は農学研究院の唄花子さん。 唄さんは動物に関わる仕事がしたいという思いを小さい頃から抱いていました。大学院では家畜の繁殖に関する基礎研究を行い博士号を取得した後、企業で動物の飼料に関する研究に従事しました。その後、北大に着任し、再度繁殖の研究に挑戦しています。 【森沙耶】 本文はいいね!Hokudaiをご覧ください。
mori saya
7 日前読了時間: 1分


万博に見るサイエンスコミュニケーション
盛況に終わった大阪・関西万博2025。今回のテーマは いのち輝く未来社会のデザインでした。そのテーマをもう少し深くひも解くと、未来のためにどのように社会全体で考え、対話的に考えていくかというサイエンスコミュニケーションのコンセプトにも通じる思いがあります。 今回は、サイエンスコミュニケーションの視点から万博のパビリオンを紹介していきます。 より対話的で、持続可能な開発を目指す大阪・関西万博 元々、先進国の産業博覧会的な意味が多かった万国博覧会が、今のようによりコンセプチュアルな内容になった経緯に、1988年に国際博覧会条約が改正された時に設けられた登録博覧会というカテゴリーがあります。登録博覧会は5年に一度、6ヶ月間開催される、参加国が自国のパビリオンを建設できる大規模な国際博覧会と定義されています。この制度が生まれてから日本で初めて開催されたのが2005年の愛・地球博です。それ以来20年ぶりの登録博覧会ということになります。 近年の万博では、発展だけではなく、持続可能性や対話的という観点も含まれるようになっています。そこにはサイエンスコミュニケ

Pro SciBaco
11月6日読了時間: 4分


玉ねぎとハッカの町、北見
連日、取材が続いています。 今回は玉ねぎとハッカの町、北見に行ってきました。 車窓からの紅葉と雪景色。季節の移り変わりを楽しみながら、札幌から4時間半。 取材先では、まさに玉ねぎとハッカのお話をお聞きすることができました。 北見の玉ねぎ 日本の玉ねぎ生産量は北海道が圧倒的な首位で、全国の約60%を占めます。中でも生産が最も多いのが「JAきたみらい」です。 玉ねぎの栽培は明治初期に始まったそうですが、大正6年に、北見市において初めて試作され、現在では北海道産の約40%を担っています。 (参考: https://www.jakitamirai.or.jp/agri/onion/ )。 食卓に欠かせない玉ねぎですが、黄玉ねぎ、赤玉ねぎ、サラダ玉ねぎ、真白、ペコロス、さらさらゴールドなど、さまざまな品種があります。 玉ねぎは通年、需要があり、近年は加工用需要も高まっていることから比較的安定した収入が見込める作物です。 しかし、北見でも就農者の高齢化に伴う労働力不足は否めません。玉ねぎ農家の労働力不足という課題への解決案を提示するなど、さまざまな取り組みが

Mineyo Iwase
10月23日読了時間: 3分


「クセ」は脳の知恵?
なぜ一度勝つと次も勝ちやすく、負けるとまた負けてしまうのでしょうか。 実は、「勝者敗者効果」と呼ばれるこの現象は、魚から人間にまで共通して見られる行動パターンです。最近、そのメカニズムを明らかにした論文が発表されました。自分のクセを振り返る良い機会になったので、紹介します。 「勝ったあと」と「負けたあと」に起きる不思議な変化 「勝者敗者効果」とは、直近の勝敗経験が次の勝負の成績に大きく影響を及ぼす現象です。勝利した経験を持つ個体は次に勝ちやすく(勝者効果)、負けた経験を持つ個体は次に負けやすくなります(敗者効果)。この効果は、魚類(トゲウオ)、爬虫類(アメリカマムシ)、哺乳類、鳥類、甲殻類、昆虫など、幅広い動物種で確認されています。特筆すべきは、実力(体格やサイズ)にかかわらず、直前の勝敗がその後の勝率を劇的に変える点です。 また、勝敗がその生物の社会的階層(ヒエラルキー)に影響を及ぼすことも知られています。負け続けるということは、単に一時的な劣勢を意味するだけでなく、群れの中での立場や行動パターンをも変化させる可能性があります。マウス同士を

Mineyo Iwase
10月16日読了時間: 4分


女性研究者のフロントランナーを紹介するインタビューシリーズ「LILAS」第六回は保健科学研究科の池田敦子さん
フロントランナーとして活躍している女性リーダー(Leader)を紹介する女性研究者インタビューシリーズLILAS。リラはフランス語で札幌の花としても知られるライラック(Lilac)を意味します。 インタビューの内容から着想を得た植物のアレンジメントとともに、植物の持つ力強さ...
mori saya
10月9日読了時間: 1分


室蘭工業大学パブリックリレーションズオフィスのニュースレターを制作しています
室蘭工業大学パブリックリレーションズオフィスが発行する「ニュースレター」の制作を、サイバコがお手伝いさせていただいています。 理工学的なアプローチで地域社会とともに歩んできた室蘭工業大学。その活動や研究が社会にどのような変化や影響をもたらすのか、つまり室蘭工業大学の「社会的...

Junko Wada
10月2日読了時間: 1分


科学の宣言とCoSTEP宣言
科学とは何かを社会的に定義したブタペスト宣言、そしてその20年後に策定されたポストブタペスト宣言をご存じですか?SciBacoは北大CoSTEPから派生したスタートアップ企業ですが、そのCoSTEPが二つの宣言を軸にサイエンスコミュニケーションの宣言、CoSTEP宣言を先ほ...

Pro SciBaco
9月26日読了時間: 4分


聞く力で科学と社会をつなぐ
2025年8月1日 インデペンデンツクラブの事業計画発表会でサイバコを紹介させていただきました。 聞く力で科学と社会をつなぐ、北大発スタートアップ | 株式会社サイバコ 岩瀬 峰代 | The INDEPENDENTS サイエンスコミュニケーションはインフラ...

Pro SciBaco
9月18日読了時間: 2分


女性研究者のフロントランナーを紹介するインタビューシリーズ「LILAS」第五段は医学研究科の玉腰暁子さん
フロントランナーとして活躍している女性リーダー(Leader)を紹介する女性研究者インタビューシリーズLILAS。リラはフランス語で札幌の花としても知られるライラック(Lilac)を意味します。 インタビューの内容から着想を得た植物のアレンジメントとともに、植物の持つ力強さ...
mori saya
9月11日読了時間: 1分


社会的インパクト評価は「羅針盤」
社会課題解決の取り組みは成果が表れるまでに時間を要します。その進捗を確かめ、未来の意思決定に活かす仕組みが「社会的インパクト評価」です。多様な関係者が評価的マインドを持ち、問い直しと見直しを重ねること。その柔軟さこそが未来を共創する力となるのではないかと考えています。...

Mineyo Iwase
9月4日読了時間: 5分


サイバコのホームページをリニューアルしました
本日、サイバコのホームページをリニューアルしました。 https://www.scibaco.biz/ 内容のわかりやすさや、デザインから視覚的に伝えられる部分にこだわったことはもちろんですが、 私たちが実現したいことやその道筋を改めてみんなで考え、整理し、表現しました。...

Junko Wada
8月29日読了時間: 2分


表現の力で研究と社会をつなぐ
―社会的インパクト表現プロジェクト― 室蘭工業大学では、研究成果を社会につなげる動きを加速させようとしています。そのために研究者一人ひとりが表現していくことが重要と考え、社会的インパクト表現プロジェクトが立ち上げられました。そのプロジェクトを牽引しているのがパブリックリレー...

Mineyo Iwase
8月29日読了時間: 7分


答えが出ない問いに寄り添い、言語化する
北海道の多様な地域課題に対して、産学官が連携しながら持続可能な社会を共創することをめざしてスタートした「チャレンジフィールド北海道」。その推進を担った現場では、かたちにならない変化や、人と人との関係性をどう捉えるかが常に問われていました。...
mori saya
8月29日読了時間: 6分


モード1の科学とモード2の科学
科学のモード論をご存じですか?科学技術の生産スタイルをモード(様式)として整理したものです。 モード論には主に旧来の科学と呼ばれる活動と、20世紀から21世紀にかけて生まれた新しい科学の潮流の違いを分析するために使われます。...

Pro SciBaco
8月21日読了時間: 5分


サイエンスカフェの準備、進行中です
今週のサイバコは、明日の小学生向けサイエンスカフェ&ワークショップの開催に向けた準備の総仕上げということで、ラストスパートの1週間でした。 今回のサイエンスカフェでは北広島市のFビレッジにある、食と農の学習施設であるクボタ...
mori saya
8月8日読了時間: 2分


BBQのごちそうは北海道産牛肉・ホタテ、未来へのエネルギー
札幌では雪解けが進む5月半ば頃から、野外でのバーベキューのシーズンが始まりますが、6月くらいからは、職場でも駐車場やちょっとした広場でお肉の焼ける香ばしい匂いと楽しそうな声が漂ってくるようになります。 「サイバコ」からの帰り道、にぎやかな声に誘われて目を向けると、バーベキュ...

Mineyo Iwase
7月31日読了時間: 2分


KPIだけで「目指した変革」は計れるか?
正直に白状すると、私は小学生のころ、授業を全くまじめに聞いていない子どもでした。興味がもてない授業はもっぱら絵を描いたり物語を作ったり。それも集中できないときは、いまこの瞬間、私の行ったことのない外国ではどんなことが起こっているのだろうと想像していました。例えば誰かがくしゃ...

Junko Wada
7月25日読了時間: 2分


最近のSciBaco(2025夏)
もうすぐ学校は夏休みですね。夏でもさわやかのはずの北海道ですが、近年は蒸し暑い夏になっています。通勤途中にある牛舎の牛も昼間は外へ出られず、夕方涼しくなってから、お散歩しています。 さて、 今日は最近のSciBacoについてお知らせします。...

Mineyo Iwase
7月17日読了時間: 2分


女性研究者のフロントランナーを紹介するインタビューシリーズ「LILAS」第四段は北方生物圏フィールド科学センター 室蘭臨海実験所の長里千香子さん
フロントランナーとして活躍している女性リーダー(Leader)を紹介する女性研究者インタビューシリーズLILAS。リラはフランス語で札幌の花としても知られるライラック(Lilac)を意味します。 インタビューの内容から着想を得た植物のアレンジメントとともに、植物の持つ力強さ...
mori saya
7月10日読了時間: 1分
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