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アートとサイエンスコミュニケーション

更新日:2月6日

サイバコのアドバイザーの奥本素子さんが「小学生からはじめるアート入門」という書籍を出版しました。



アートとサイエンスコミュニケーションとの関係はあるのでしょうか。本書を読み解くと、アートを鑑賞することで答えのない問を考え続ける力である「ネガティブケイパビリティ」を育むことや、アートで拡散的に考える「アート思考」についても触れられています。



もちろん、みんなが素朴に持つ疑問、アート作品ってどうして高価なの?有名な作品のすごさってなに?という疑問にも答えています。その疑問の先には、アートはこれからの時代の思考の道具であるというヒントもあります。アートは創造する活動です。生成AIの発展により、要約や構造化という知的活動は人間の手からAIの技術へと移行しています。一方、新しい発想を生み出すこと、自分の経験を手触りのある表現で残すことは、人間独自の活動としてますます重要になってくるでしょう。


そのような活動はサイエンスコミュニケーションにも求められています。現代のサイエンスコミュニケーションは科学を解説する「科学普及(Science Popularization)」から、高度な技術社会における「市民参画(Public Engagement)」へと変化しています。その際に、主体的に考えてもらうためにも、社会の中で納得できる解を生み出していくためにも、これまでアートが担ってきた創造活動は重要になってきます。


小学生向けのふりをして、実は大人にも読んでもらいたい、そんなアートを思考として活用するための書籍です。





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