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アートとサイエンスコミュニケーション
サイバコのアドバイザーの奥本素子さんが「 小学生からはじめるアート入門 」という書籍を出版しました。 小学生からはじめるアート入門 アートとサイエンスコミュニケーションとの関係はあるのでしょうか。本書を読み解くと、アートを鑑賞することで答えのない問を考え続ける力である「 ネガティブケイパビリティ 」を育むことや、アートで拡散的に考える「 アート思考 」についても触れられています。 もちろん、みんなが素朴に持つ疑問、アート作品ってどうして高価なの?有名な作品のすごさってなに?という疑問にも答えています。その疑問の先には、アートはこれからの時代の思考の道具であるというヒントもあります。アートは創造する活動です。生成AIの発展により、要約や構造化という知的活動は人間の手からAIの技術へと移行しています。一方、新しい発想を生み出すこと、自分の経験を手触りのある表現で残すことは、人間独自の活動としてますます重要になってくるでしょう。 そのような活動はサイエンスコミュニケーションにも求められています。現代のサイエンスコミュニケーションは科学を解説する「科学普

Pro SciBaco
2月5日読了時間: 2分


ノーベル賞におけるサイエンスコミュニケーション
12月はノーベル賞の授賞式があります。2025年度は日本人研究者が2名受賞するなど大きな話題もありました。今回はノーベル賞を通してサイエンスコミュニケーションを考えていきます。 ノーベル賞を科学する 科学系のノーベル賞の受賞者を研究することで、どのような研究や研究キャリアが世界的な研究成果を生み出すのかを考察することができます。アメリカの社会学者、ハリエット・ズッカーマンはノーベル賞受賞者を対象に詳細なインタビューやキャリア分析を行い、科学界におけるエリートの構造や業績評価の仕組みを研究しました。彼女の研究成果は「科学エリート:ノーベル賞受賞者の社会学的考察」という書籍として1977年に発表され、日本でも1980年に翻訳本が出版されました。 彼女の研究で発見されたことのひとつに「マタイ効果」があります。マタイ効果は名声によって科学的成果の評価が上がる現象を指します。すでに名声のある研究者は、無名の科学者と同じような業績を上げても、より多くの称賛や信用を得やすく、また著名な研究者と共同研究を行うことでも評価が上がりやすい傾向があります。そのため

Pro SciBaco
2025年12月5日読了時間: 6分


「伝える」から「伝わる」仕組みへ
教育工学が解き明かすサイエンスコミュニケーションの「How」 サイエンスコミュニケーションは、専門家が一方的に知識を伝える時代から、市民との双方向的な対話を目指す時代へと変化しました。そこで求められるのが、「伝える」技術から「伝わる」ための設計へのシフトです。対象者に合わせた最適な「介入(デザイン)」を行う教育工学の視点を取り入れることで、私たちのコミュニケーションはどう変わるのか。その可能性を探ります。 私たちが教育工学を学ぶ理由 私たちがサイエンスコミュニケーションのサービスを提供する際、その理論的背景にしている分野に「教育工学(Educational Technology)」があります。 教育工学は、教育現場の改善に役立つ効果的な技術や工夫を開発・設計し、その効果を評価することを目的としています。その基礎には、教育学、教育哲学、教育心理学、学習科学、経済学、人類学、統計学、情報科学など、極めて多様な分野が含まれます。また研究フィールドも、幼児教育から生涯教育、医学教育、キャリア教育、企業内教育など、人が学ぶあらゆる実践の場に広がってい

Mineyo Iwase
2025年11月27日読了時間: 4分


万博に見るサイエンスコミュニケーション
盛況に終わった大阪・関西万博2025。今回のテーマは いのち輝く未来社会のデザインでした。そのテーマをもう少し深くひも解くと、未来のためにどのように社会全体で考え、対話的に考えていくかというサイエンスコミュニケーションのコンセプトにも通じる思いがあります。 今回は、サイエンスコミュニケーションの視点から万博のパビリオンを紹介していきます。 より対話的で、持続可能な開発を目指す大阪・関西万博 元々、先進国の産業博覧会的な意味が多かった万国博覧会が、今のようによりコンセプチュアルな内容になった経緯に、1988年に国際博覧会条約が改正された時に設けられた登録博覧会というカテゴリーがあります。登録博覧会は5年に一度、6ヶ月間開催される、参加国が自国のパビリオンを建設できる大規模な国際博覧会と定義されています。この制度が生まれてから日本で初めて開催されたのが2005年の愛・地球博です。それ以来20年ぶりの登録博覧会ということになります。 近年の万博では、発展だけではなく、持続可能性や対話的という観点も含まれるようになっています。そこにはサイエンスコミュニケ

Pro SciBaco
2025年11月6日読了時間: 4分


「クセ」は脳の知恵?
なぜ一度勝つと次も勝ちやすく、負けるとまた負けてしまうのでしょうか。 実は、「勝者敗者効果」と呼ばれるこの現象は、魚から人間にまで共通して見られる行動パターンです。最近、そのメカニズムを明らかにした論文が発表されました。自分のクセを振り返る良い機会になったので、紹介します。 「勝ったあと」と「負けたあと」に起きる不思議な変化 「勝者敗者効果」とは、直近の勝敗経験が次の勝負の成績に大きく影響を及ぼす現象です。勝利した経験を持つ個体は次に勝ちやすく(勝者効果)、負けた経験を持つ個体は次に負けやすくなります(敗者効果)。この効果は、魚類(トゲウオ)、爬虫類(アメリカマムシ)、哺乳類、鳥類、甲殻類、昆虫など、幅広い動物種で確認されています。特筆すべきは、実力(体格やサイズ)にかかわらず、直前の勝敗がその後の勝率を劇的に変える点です。 また、勝敗がその生物の社会的階層(ヒエラルキー)に影響を及ぼすことも知られています。負け続けるということは、単に一時的な劣勢を意味するだけでなく、群れの中での立場や行動パターンをも変化させる可能性があります。マウス同士を

Mineyo Iwase
2025年10月16日読了時間: 4分


科学の宣言とCoSTEP宣言
科学とは何かを社会的に定義したブタペスト宣言、そしてその20年後に策定されたポストブタペスト宣言をご存じですか?SciBacoは北大CoSTEPから派生したスタートアップ企業ですが、そのCoSTEPが二つの宣言を軸にサイエンスコミュニケーションの宣言、CoSTEP宣言を先ほ...

Pro SciBaco
2025年9月26日読了時間: 4分


聞く力で科学と社会をつなぐ
2025年8月1日 インデペンデンツクラブの事業計画発表会でサイバコを紹介させていただきました。 聞く力で科学と社会をつなぐ、北大発スタートアップ | 株式会社サイバコ 岩瀬 峰代 | The INDEPENDENTS サイエンスコミュニケーションはインフラ...

Pro SciBaco
2025年9月18日読了時間: 2分


サイバコがやっているのは「サイエンスコミュニケーション」?
サイバコに参画して、早くも3か月が経とうとしています。あっという間でしたが、それでも最初に作った50枚の名刺は早々に無くなり、多くの方にサイバコについて説明する機会をいただきました。 CoSTEP (北海道大学の科学技術コミュニケーター養成講座)受講者だった私からすると、「...

Junko Wada
2025年6月27日読了時間: 2分


思い込みを外すサイエンスコミュニケーション
「あ、そういうことか」と思ったその瞬間、思い込みが始まっているかもしれません。 私たちは、見たもの・聞いたことに意味を求め、自分の知識や経験で理解しようとします。その働きが、思い込みを生み出すこともあります。では、どうすればその思い込みに気づき、手放すことができるのでしょ...

Mineyo Iwase
2025年6月19日読了時間: 4分


SciBaco2周年
サイバコはこの5月に2周年を迎えました。 支えてくださる皆さまのおかげで、一歩ずつ成長することができています。 これからも "社会がツクル サイエンスコミュニケーションでツクル" をミッションにより良い未来を築いていけるよう頑張りますので、 どうぞよろしくお願いいたします。
mori saya
2025年5月30日読了時間: 1分


バタフライ効果を可視化するために
予測不能な未来を読み解く バタフライ効果とは、気象学者エドワード・ローレンツの講演タイトル「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきは、テキサスで竜巻を引き起こすか?」に由来すると言われています。 バタフライ効果は気象学の研究から生まれた言葉ですが、文学作品や映画、テレビ番組でも重要...

Mineyo Iwase
2025年5月8日読了時間: 5分


【サイエンスコミュニケーションと法#7】外来種を取り締まる法律は?
サイエンスコミュニケーションに関係する最近施行された法律について解説していく「サイエンスコミュニケーションと法」という連載、第7弾は最近、超危険な植物?が札幌に見つかったとの報道があり、話題になっている外来種です。 世界一危険な植物?...

Pro SciBaco
2025年4月24日読了時間: 5分


サイエンスコミュニケーションと、社会課題解決と、私
和田順子と申します。4月からサイバコに参画しました。みなさん、どうぞよろしくお願いします。 サイバコではめずらしく、人文社会系の法学部(政治学科・社会学ゼミ)出身です。 似顔絵を描いていただきました 自己紹介を兼ねて、私がサイバコで実現してみたいことについて書こうと思います...

Junko Wada
2025年4月17日読了時間: 4分


サイエンスコミュニケーション×キーワード
ESDってなに? ESDという言葉を耳にしたことはありますか? 私は恥ずかしながら最近までいまいち意味を知らないままSDGsの文脈で出てくる言葉、くらいの認識でいたのですが、今年に入り ESD学習会 のお手伝いをさせていただくことになり、その中でだんだんとその意味や持つ背景...
mori saya
2024年11月14日読了時間: 3分


森のどうぶつとの付き合い方 4. サイエンスコミュニケーションとの出会いと実践
池田さんがサイエンスコミュニケーションの活動に取り組むようになったいきさつやどのような心構えで実践しているのかについて伺いました。

Mineyo Iwase
2024年6月20日読了時間: 5分
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