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サイバコがやっているのは「サイエンスコミュニケーション」?

更新日:7月9日

サイバコに参画して、早くも3か月が経とうとしています。あっという間でしたが、それでも最初に作った50枚の名刺は早々に無くなり、多くの方にサイバコについて説明する機会をいただきました。


CoSTEP(北海道大学の科学技術コミュニケーター養成講座)受講者だった私からすると、「サイエンスコミュニケーション」という言葉はよく耳にしていましたし、講義や演習で実践してきたため、よく知っていると思っていました。ところが、サイバコについて全く知らない方に説明するとき、「サイエンスコミュニケーションの会社です」と説明してもすぐに理解されることは少なく、説明の難しさにぶつかることがあります。


その理由は、「言葉の並びからイメージされるものと、実際の活動の乖離」ではないかと考えています。

「サイエンス」も「コミュニケーション」も言葉としてはよく知っている。ただ組み合わさると微妙によくわからない。初めて耳にする方にとっては「科学的な意思疎通」とか「科学に関する情報提供」といったイメージをもつのではないかと思うのですが、みなさんはいかがですか?

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3か月弱、実際に働いてみて、私たちのやっていることは「多様なセクターが越境し、共創するための翻訳」だと、私なりに理解してきました。

「科学技術の専門家と社会をさまざまな媒体や体験・場を通じてつなぐこと」においても「別々の思惑をもった人たちの共創に、とても必要かつ重要だけど踏み込みにくい『本音の共有」を促すこと」においても、それぞれの背景や思いを丁寧に汲み取り、中立的につなぐ第三者が必要です。そして、それこそがサイバコの担っている役割です。

そして、越境と共創こそが、社会をぬるりと覆う閉塞感を超えていける唯一の方法ではないかと私は思っています。


もはやサイエンスだけにとどまらないサイバコの活動を、ひとことで表すフレーズを考えたいと思っています。ちょうどいま、ホームページも改修中です。みなさん、もし良いアイディアがあればぜひ教えてください!

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